秋川リサ　母との確執、認知症壮絶介護の実態と衝撃発言とは？

秋川リサさんについて書こうと思います。
今年の７月に現在認知症になってしまった
実母の介護生活を綴った エッセイ「母の日記」を出版されました。

このエッセイの内容がすさまじく、
受け入れがたい現実を 滔々と語っているのが印象的なんです。

「母の日記」ってなんだか意味深なタイトルですよね。

３０日放送のナイナイアンサーの 「娘なんか産まなきゃよかった…」母一人と娘一人…
５０年にも亘る壮絶な確執!逃れられない悲しき宿命とは!
のゲストが女優Ａとだけあって誰だか明かされていませんが…

秋川リサさんではないかと思われます。
間違いないと思います。

秋川さんはある日「娘なんか産まなきゃよかった…」と
書かれた母親の日記を見つけてしまいます。
そんな日記を見つけたらかなりショックなんですが…。

誰だって「もういい！」ってなりそうですよね。
ところが… 秋川さんは認知症になった母親を献身的に支えます。

そんな秋川さんについて調べてみました。

秋川リサさんと認知症の母とは？

父親がドイツ系アメリカ人、
そして母親が日本人。
いわゆるハーフです。

１９５２年５月１２日生まれの６２歳。
本名は伊藤リサ（重久ジェーン）

雑誌のアンアンなどでブレイク。
現在流行のハーフタレントの先駆け的存在。

現在は、ビーズ作家としても活躍中です。

一方、秋川さんの母親は現在８７歳。
誰だっていつまでも若くいたいですが…
嫌でも老いていってしまいます。

老いていけば様々な障害も出てきてしまう。
介護が必要になることもあります。

「人は決して一人では生きていけない」
とはよく言ったものです。
ギリシャ神話にこんな逸話があります。

フェキオン山に住むスフィンクスが通りかかる人間に対し
なぞなぞを出します。

「朝は四本足、 昼は二本足、夕は三本足。この生き物は何か？」
答えらえなかった者はスフィンクスに食い殺されてしまう。

答えはご存知ですよね。

そう「人間」です。

四本足は赤ちゃん、三本足は杖を突いた老人。

なんでこんな話をしたかというと、
二本足の時は人間一人でも大丈夫なんです。
ですが… 四本足、三本足の時は一人では絶対生きていけない。

だから、支えてくれる人は大事にしなければならないのですが…

ところがこの母親は二本足（若い）の頃に三本足（老人）になった時に支えてもらうはずの人（秋川さん）
についてこれは悪口で片づけられないくらいの罵詈雑言を日記を綴っていたというのです。

どんな内容かというと…

「娘なんて産まなきゃ良かった」
「大嫌い！」
「いなくなってしまえ！」
「面倒見てるからって、えらそうに！」

永遠と綴られた日記は大学ノート７冊に及ぶといいます。

信じられませんよね。
実の娘、しかもリサさんは
１６歳の頃から親孝行のつもりで
母親のために家まで建てて支えてきた存在。

そんなかけがえのないはずの存在である秋川さんに対し…。

偶然見つけた「母の日記」に喪失感すら覚えたといいます。

そして年月は流れ… 母親は認知症（三本足）に。

徘徊（はいかい）、無銭飲食、排泄（はいせつ）問題、 秋川名義の預金通帳が残高ゼロに…
とんでもないことばかりが次々起こります。

そして日を追うごとに認知症の症状は進み
「殺意すら覚えることがあった」
と衝撃発言も飛び出すほど追い込まれたそうです。

それでも献身的に支えられたのは
「母の日記」読んだからだといいます。

「不平不満を抱えて生きるほうがつらい。 私はこういう生き方はしないと思えたから」
すごく強い方ですよね。
普通なら、絶対に面倒なんてみてやるか！ 勝手にしろ！ってなりますよね。

リサさん自身、２度の離婚を経験しシングルマザーとして子供を育ててきたことから
母親の気持ちというものが
多少なりとも理解できたのかもしれませんんね。

現在は認知症がかなり進行してしまったため
埼玉県の特別老人ホームに介護を任せたそうです。

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そして、エッセイを読み進めると最後にホッとした表情で
「母は要介護４になり、私の顔も分からなくなりましたが、
ニコニコしている顔を見るのは初めてかも」 と語ります。

そして 「母の本当の終の棲家が見つかりました。
最後はやっぱりきれいごとでは いきません。ここからはプロにお任せした方がいい」
ときっぱりと言い切ります。

強くてそして優しい秋川さんが伝わってくる内容のエッセイです。
未読の方は是非！
おススメの一冊です。