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エイジハラスメント 驚愕の最終回(ラスト)までのあらすじ&ネタバレ!

公開日: : 最終更新日:2015/09/15 エイジハラスメント, ドラマ

続々とスタートする7月の新ドラマ。
その中でも異彩を放ちそうなドラマが「エイジハラスメント」です。

世の中にはいろんなハラスメントが蔓延していますが 「エイジハラスメント」とは聞きなれないですね。

番組の公式ページによれば 「年齢差別=エイジハラスメント」だということ。
その差別のターゲットになるのが武井咲さん演じる吉井英美里。

「エイジハラスメント」とは元々は企業内での中高齢者に対する年齢差別の事を指す
そうですが、今回のドラマでは「若くて美しい」というのが
ハラスメントの対象に なってしまうという…

なんとも興味をそそりますねぇ…
そして、陰湿ないじめを武井咲が「痛快に」打ち砕いていくというストーリーが繰り広げられる
と聞いたら注目するしかない!

原作、脚本は内館牧子さんが務めます。
内館さんの連ドラ脚本はなんと10年ぶりだそうです。

『意地悪くて愚かな女を描かせたら、右に出るものがない』 と言われる内館さん。(褒め言葉ですよねww)
どんなドラマに仕上がるのかすごく楽しみです。

こちらでは最終回ラストの結末までを順に追っていきたいと思います。

最終回(結末)までのあらすじ&ネタバレ

第1話 (7月9日放送)

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総合商社の帝都物産に就職が決まった吉井英美里(武井咲)。
志高く優秀な英美里はアメリカでのMBA取得なども夢見ていました。

ところが、実家の事業失敗が影響して、夢半ばで諦めざるを得ませんでした。
ですが、帝都物産で夢は大きく役員を目指す!
方向転換をしなければならなかったのは残念だが、
英美里は希望に胸ふくらませ 新たな目標を持って入社してきたのでした。

英美里は帝都物産の「繊維部門」への配属を希望していました。
ところが、配属先は「総務部」。

総務部とは『なんでも屋』的な考え方が強い帝都物産。
常務の権藤(風間杜夫)も総務部には『女』を当てておけばいいとは持っていないぞといいながら
実際にはそのように考えていることは目に見えてわかります。 

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当然、総務部の仕事も英美里が希望するようなものではなく…

お茶出し、電球の交換、名刺の発注、トイレの詰まりの対応など
とにかく雑用という雑用を押し付けられてしまいます。
しかも、課長職以下の事務系職員は制服の着用を義務付けられていて
いきなり初日から英美里は会社の実態に唖然としてしまうのでした。

しかも総務部には大沢百合子(稲森いずみ)がいます。
大沢はある日、繊維2課の大沢百合子が権藤に呼び出されます。 課長昇進の話でした。
ところが、部署は総務部。
総務部課長に昇進ではなく、追いやられたという感じで異動を命じられます。
大沢は顔では笑顔を作りながら、心の中は不満で一杯でした。

そんな大沢がいるんです。
ひと悶着あることは容易に想像できそうです。

 

ですが、英美里には「役員」を目指すという目標があります。
そして、実家の借金をも背負っていました。
何とかテキパキと仕事をこなしていくしかありません。

ところが、会社の人間関係については英美里の努力だけでどうにかないるものでは ありません。
特に周りと上手くやって行こうとかそういったことを考えない英美里は
仲間内での「ランチ」やコーヒータイムは常にパス。
業務外で周囲の反感を買うようになってしまいます。

 

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総務部課長の大沢百合子(稲森いずみ)にも
「あなた『嫌われバイキン』まき散らしすぎ…」と揶揄される始末。

英美里が持っている最大の武器『若さと美貌』
これが大沢や他の先輩OLの反感を買うことになるのです。

社内の男性職員に英美里は受けがよくクライアントへの接待などを任されるようになります。
しかも課長の大沢の了承を得ずに勝手に話は進んでしまいます。
英美里はいつも大沢を気にしていましたがすでに了承済みと聞かされれば従うしかありません。

 英美里は笑顔で仕事を引き受けますが心の中では
「自分が若いから重用されているんだ」と感じていました。

そんな英美里の気持ちとは裏腹に先輩OLたちの英美里に対する嫉妬は日に日に増大していき…
英美里は徐々に陰湿な嫌がらせを受けるようになってしまうのでした。

ある日、英美里は先輩男性職員から会議があるため
40人分のお茶出しをお願いされます。
とても一人で対応するには大変ですし、一人でやっていては間に合いません。

先輩OLたちにSOSを出しますが…
無視され、挙句の果てには
「お茶は若い子が出す方が喜ばれるんじゃないの?」と鼻で笑われてしまいます。

そこに大沢が通りかかります。
すかさず英美里は大沢に一人ではできないことを伝えました。
すると大沢は…
「お茶出しも大切な仕事」
と冷たくあしらいました。

これには英美里もブチ切れます。 「てめえ、五寸釘打ち込むぞ!」

「そんなに大切な仕事なら課長がやってください!」

そこへ、また間が悪いことに総務部長の高山(竹中直人)が通りかかりました。
高山にも英美里は食って掛かります。

「報告しておくから、了承済みだからと部長もその場しのぎばかり!」

完全に切れてしまった英美里に一同唖然…
この先、英美里への嫌がらせは加速することは避けられなさそうですね。

第2話 (7月16日放送)

繊維2課への配属を希望していた英美里の配属先は 希望とは違う総務課でした。
管理職を目指す英美里は率先して、部長の高山(竹中直人)に 仕事が欲しいと願い出ます。

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これが面白くないのは直属の上司の課長の大沢です。
大沢は英美里にしだいに嫌味を言ったり嫌がらせをするように なりました。

こういった理不尽さに耐えきれなくなった英美里は 大沢に退職を願い出ます。
そこで、英美里は大沢に冷静さを欠いた行動だと指摘され
もう一晩じっくり考えるように諭されました。

その晩、北海道の実家から父親の高男(浅野和之)が訪ねてきます。
実家の事業が失敗し、資金の調達のため東京に出てきたと言います。

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高男は友人関係を当たりますが、そこで出る話題は英美里の話ばかり。
一流商社に入社したことを羨むような話題ばかりで、
とてもお金を融通してくれるような 話は出来なかったと言います。

娘の話ですから、褒められて嬉しくないはずがありません。
本来の目的は果たせませんでしたが、英美里を誇りに思い
なんとか窮地を自分自身で乗り切ってみせると高男は決意します。

そんな父親の姿を見て奮い立つ英美里。
退職することは撤回し、総務部でもうひと踏ん張りすることを心に誓いました。

翌日、大沢に退職撤回の件を伝えると…
早速、嫌がらせモードにスイッチを切り替える大沢。

家族サービスを目的とした社内イベント「夏祭り」の企画の運営係を 英美里に押し付けたのです。
これは英美里にとって「罰ゲーム」以外の何物でもありませんでした。
とにかく、あらゆる雑用を一手に引き受けなければならないのです。

しかも準備は着々と進んでいて英美里は途中参加の新参者。
最初から参加している運営係のメンバーは英美里を疎ましがります。

ですが、この会社で頑張って行こうと決めた英美里は精一杯の笑顔で
夏祭りに来る全員の人に楽しんでもらえるように精一杯の働きを見せます。
徐々に夏祭りの運営係の仕事も板につき、英美里は遣り甲斐を見出していきました。

そして迎えた祭り当日。
 とんでもない事件が勃発するのです。
先輩OLの間で年齢を巡ってバトルが始まったのです。

知らぬ顔を決め込むこともできない英美里はしだいに
そのバトルの 中心に引きずり込まれていくのです。

祭に来た社員の家族もあからさまに 英美里の事だけを「お姉ちゃん」と呼ぶ。

ここまで、年齢を意識させられると 気持ちが段々逆立ってくるのです。

そこへこともあろうか… 自分が若く見えると思いこんでいる
総務部の中里桂子(麻生祐未)に 年齢を揶揄するような言葉が飛ぶのです。

その光景を見ていた派遣社員のおばさんがクスッと笑ってしまいました。

桂子はそれを見逃しませんでした。 おばさんにどうして笑ったのか?を問い詰めました。
話合いは平行線です。
ついに、おばさんも切れて「あなた、十分47歳に見えるわよ」と 桂子を怒鳴りつけます。

そこへ百合子がやってきます。

祭り当日に言い合いをするなんてどうかしていると 二人を仲裁し、
その言い争いはなんとか収まりますが…

祭が終わり、社内で打ち上げが行われていました。
男性社員たちは年齢のことで盛り上がっているようでした。
その場には女性は英美里だけだったので 気を許し、
他の女性社員は「痛い」という話をして 盛り上がっていたのです。

間が悪くその光景を百合子が見かけます。

英美里が笑っている光景も…

まるで、英美里が百合子の事を「痛い女」とバカにしてるように 映ってしまったのです。

打ち上げが終わり帰宅しようとする英美里を百合子は呼び止めます。

「私のどこが痛い女なのか教えて…あなたさっき笑っていたわよね?」

完全な誤解だという英美里の言葉に耳を貸そうとしない百合子。
その晩はそのまま帰宅した英美里でしたが
翌日、もう一度百合子と話をしましたが ここでも誤解が解けることはありませんでした。

そこへ、繊維部の益田の妻が乗り込んできたのです。

夏祭りの時、たまたま英美里と益田が談笑しているのを見て
浮気相手が英美里だと勘違いしたようなのです。

益田は数日、自宅に帰宅してないようです。

会議室で話し合いが行われることになりました。
散々、英美里の事をこき下ろす益田の妻。
必死に弁解する英美里。

そこへ、益田がやってきます。

いきなり
「会社に来るな!40にもなってそんなこともわからないのか
お前は本当に『痛い女』だな」

と奥さんを責めるような言葉を 吐き捨てました。

益田は愛人がいるようなこともわかるようなことも吐露したのです。

これには英美里もブチ切れます。

「てめぇ、五寸釘ぶち込むぞ…」

「いい年して若いバカ女ばかり… 追いかけている男が一番イタい・・・けっ!」

この捨て台詞を聞いた益田の妻は

「私、離婚します」と言いました。

そんな益田の妻に冷静に英美里は言います。
「奥さん、そういう大切なことは一晩じっくり考えた方がいいですよ。」
以前、百合子に言われた言葉を益田の妻に投げかけたのでした。

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第3話 (7月23日放送)

総務部は「雑用」の仕事が実に多い。
今回は、事務所に虫が乱入し、その駆除で英美里が駆り出されることに。

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英美里は、先輩男子社員の平本(大倉孝二)と共に駆除に出かけます。
向かった先は繊維部。 英美里が配属を熱望していた部です。
ですが、現在英美里は総務部の職員です。 雑用と言えどもそれが仕事ですから手は抜けません。

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向かった先で繊維1課の課長・山川(高杉亘)が妙な動きを見せます。
山川は元々体育会系の人物で、『筋肉バカ』と社内では揶揄されていました。

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同じ繊維部でエリート街道まっしぐらの2課の課長・保科(小泉孝太郎)を 妬みまくっていたのです。
なんとか、保科を陥れる手段はないのか?
それを模索していて不穏な行動を取っているようでした。

英美里と虫の駆除に出た平本も体育会系出身の人間です。
実は平本と山川は大学時代の駅伝部の先輩、後輩の関係です。

体育会系の盾のつながりは非常に強く、平本は山川に頭が上がらないのです。
その上下関係をいいことに山川は平本をいつも利用していました。

カラ出張の経費を清算させる
飲食代金を総務部で落とさせる(平本が毎回立て替える)

会社に知られてはまずいような指令を何度も平本に出し 平本はいつも困ってしまっていたのです。

断ろうとしても、いずれ繊維1課に引き抜いてやるからと耳打ちして…
メチャクチャズルいやり方ですが、上下関係と山川が出すこの餌に
平本はついつい従ってしまっていたのです。

そして、山川の息のかかった社員を集めた「山川会」なるものが
毎月招集され、その会員(?)は渋々ながらも参加を義務付けられていたのです。

そんなある日、毎月1度であるはずの山川会を臨時で行うと言います。
理由は、山川のストレス発散のため。
英美里は同期の結城(鈴木勝大)に臨時の山川会に誘われます。

英美里はまったく山川とは関係がありません。
断ろうとしますが、結城は会に女性を連れて来いと山川に命令されたようで…
英美里は半強制的に臨時山川会に連れられて行ってしまいます。

とにかく、山川の命令は絶対のようなのです。
この日、結城は山川に無理な仕事を押し付けられていました。
それを理由に会への出席を断ろうとするのですが
全く受け入れられません。

 

その「山川会」はとんでもない集まりだったのです。
会社に報告すればとんでもない騒ぎになることが 横行する会でした。

・山川は一切支払いをしない(総務部付け、平本の支払い)
・嫌がる社員へのカラオケの強要(カラハラ)

結城の退職届が提出されたのはその翌日でした。
英美里が結城から退職の理由を聞くと…

・パワハラが酷い
・人間扱いされない
・部下の手柄は自分のもの
・このままじゃ自分が壊れてしまう

というものでした。
この時は山川がそんなひどい行動をしているとは考えられなかった英美里でしたが
ある日、山川の不正に気付いてしまいます。

平本が席をはずしていた時、英美里はたまっている経費の精算を
平本に代わってやるように指示されました。

すると…
なぜか、山川が会社にいたはずの日が出張として申請されていて
経費を精算するように伝票が提出されていたのです。

もしこれが真実であれば、立派な横領ということになります。

英美里は同じ繊維部の2課の課長、保科に相談を持ち掛けます。
保科と英美里はレストランで話をしました。

そこへ間が悪いことに総務部の大沢と中里が食事にやってきたのです。
2人の姿を中里は写メに収めます。(これが後で問題になります)

大沢は事情を聞いて、二人の密会についての誤解は解きましたが
中里は何も聞かずにそのまま帰ってしまいました。

大沢は英美里に
「もう、勝手に動くな」と釘を刺します。

翌日、英美里は平本に「山川会」への誘いを受けました。
初めは断った英美里ですが…
カラ出張や経費の不正受給についてどうしても気になり実態を
確かめるため、参加をすることにしてしまいます。

山川会ではいつものようにパワハラ、エイハラなど
山川の横暴が横行していました。

一次会ではいつものように平本がこっそり清算をしていました。

そして続く二次会。

山川の女性蔑視の発言や平本を蔑むような発言が飛び交う中…

ついに、英美里がキレます。
「てめえ、五寸釘ぶち込むぞ…」
この後に続く言葉は…

そう思ったとき、英美里を遮って平本がマジ切れしたのです。

「黙って聞いてりゃいい気になりやがって!
飲み食いのツケは出来の悪い後輩に…雑用の総務に回してるのはどこの誰だ!?」

この平本の言葉で山川の不正ははっきりしました。
ここからは英美里の出番です。

「あなたのやっていることはパワハラです!
自慢話とパワハラとカラ伝票の小物に総務部をとやかく言われたくないです!」
「セコイ金チマチマ稼いでパワハラしまくるこんなセコイ男は初めて見ました!この生霊が!」

またまたブチ切れ。
これで、山川は懲戒退職に近い形で会社を辞め、平本は1週間の出勤停止。
総務部部長は1か月の減俸が決まりました。

これで、めでたしと行きません。
給湯室で雑談中の女子職員たちに中里が近づいていきます。
そしておもむろにスマホの画面を見せました。
そこには、英美里と保科が食事をしている画像が写っていたのです。

第4話(7月30日放送)

またまた総務に変なシステムが導入されました。
「ひとまず総務」

何じゃそりゃ?
ネーミングもダサイが…
何でも屋総務にまた雑用が増えるイメージです。

この「ひとまず総務」想像通りの代物で
社内での困ったことや相談先がわからない場合に
「ひとまず」「とりあえず」頼んどけ的な役割を果たすもの。

専用ダイヤルを設けて総務課が対応します。
仕事が滞らないように面倒なことは総務にやらせておけ!
みたいな匂いがプンプンしてきます。

また、雑用が増えると総務課の社員たちはイライラをつのらせ
結局、対応は新入社員の英美里が担当することに…。

設置したばかりの「ひとまず総務」に早速電話がかかってきます。
前課長が退職したために、繊維1課に新たな課長が就任したのです。
その着任手続きの依頼でした。

本来、着任の手続きは着任者が直接、総務まで足を運び行うものです。
ところが、この新システムのおかげでこういった業務も総務課が
こなさなければ ならなくなってしまったのでした。

渋々、英美里と百合子は繊維1課に足を運びます。
新課長の小田みどり(森口瑤子)はバリバリのキャリアウーマン。
海外勤務もこなし、成果主義の仕事人間なのです。

顔を合わすなり総務を見下すような発言を繰り返します。
そして、役職も同じ課長である百合子に対しても見下すような言葉を投げかけます。
見るからに態度からも気の強さがにじみ出ていました。

百合子に対する態度もそうですから、直属の部下に対する態度も相当なものなんです。
「もらう給料に見合うような仕事をしろ」
と、着任早々に檄をとばし残業なども平気で指示をする始末。

そういったことをしたくないがために、
一般職を選んだ菊池あけみ(櫻井淳子)らからの 反感は半端ではありません。

ところが英美里は、こういった仕事に対する姿勢については、小田に共感を 抱いていました。
帝都物産で役員を目指す英美里にとって小田の仕事に対する姿勢は英美里が理想とするものだったのです。
ただ、社員に対する高圧的な態度は何かトラブルが起きなければいいが… と懸念する面もありました。

その心配が的中してしまいます。

ある日、「ひとまず総務」に繊維1課の菊池あけみから電話が入りました。
話は小田の「パワハラ、モラハラが耐えられない」というもの。

英美里は話を双方から聞くのですが…
主張が食い違い過ぎるのと、お互いの言い分が勝手すぎる面から
何とも納得が出来ません。むしろあきれ返ってしまいます。

事は平行線をたどりました。

このまま何も起きなければいいのですが…
そうは問屋がおろしませんよね。

ついに大きなトラブルが発生してしまうのです。

ある日、ひとまず総務に持ち込まれた雑用処理のために
英美里が繊維1課に出向いてその雑用を処理していると…

なんと…
菊池あけみらが小田のパソコンをすり変えたのです。
軽いいたずらのつもりでやったのでしょうが
小田にとっては困った事態です。
仕事の資料などがたくさん詰まったパソコンですから…

ただ、バックアップなどは取ってあるため、パソコンを
新しいものに変えても対応は出来るからと小田は動じませんでした。

ここまでの一部始終を英美里は、大沢に報告。

事を荒立てないようにパソコンを二人から取り返すよう
派遣社員の阿部と共に2人を英美里は説得することになりました。

「これは犯罪行為になります。警察沙汰にはしたくない。
今なら、内緒で対応できるから…」
という英美里の説得にも
「警察沙汰にでもなんでもすればいい」
とまったく聞く耳を持たない菊池。

「小田が土下座したら返してもいいわ」
捨て台詞まで言い放ちます。

仕方なく、英美里が
「総合職である私が小田課長のかわりに土下座します」
そういって、菊池たちの前で跪きます。
慌てて止める菊池。
「もういいわ。パソコン返す」

総務課では、大沢が二人に
「事を荒立てないようにこちらでキッチリ対応します」
と、上手く丸めようとしていました。

ところが、そこへ血相を変えて小田がやってきました。
菊池たち二人を見るといきなり頭ごなしにこう言い放ったのです。

「あなたたちいい加減にしなさいよ!
パソコンはバックアップしてあるからいいものの…
どうせ、その中身を見ても、一般職のあなたたちにはわかりっこないものなの!
そう言うの豚に真珠っていうのよ」

ここまでの英美里や大沢の対応がすべて台無しになる一言でした。
ここで、英美里がブチ切れます。

「てめぇ、五寸釘ぶち込むぞ!」

「小田課長、豚はあなたです!
何もわかっていないのはあなたです!」
もう、英美里は止まりません。

「人をうまく使えないのはあなたの能力がないからです!」
「小田課長にどうすればパソコンを返すんでしたっけ?」
あっけにとられる二人は
「土下…」
と言おうとしました。

小田は
「土下座くらいなんでもしてやるわ!こんなこと慣れっこよ!」
と言って土下座をしようとしました。

「違います。高級店に繊維1課全員を連れて行って課長の
自腹でごちそうしてもらうんですよね?」
「接待で使うようなお店に!」
菊池たちは英美里の勢いに負けてうなづくしかありません。

これで、ようやく一件落着です。

一方でまたまた、英美里の立場が悪くなる事件が起きます。
大きな仕事を諦めざるを得なかった繊維2課課長の保科。

それで落ち込んでいると踏んだ大沢が、慰めようと保科に電話をします。
「この後、食事しない?今夜は遅くなってもいいから…」

「今日は人と会う気になれないんだ」
と、保科はこの誘いを断りました。

仕方ない…そう自分を言い聞かせた大沢でしたが…

なんと、駅に続く通路で保科が英美里と
すごくいい感じで話をしているではないですか!

そして、二人はタクシーへ。

慌てて二人の後を追う大沢。
どこへ行くのでしょうか?
嫉妬心に燃える大沢が取る行動はいかに?

第5話(8月6日放送)

英美里は保科に言われるままタクシーに乗り…
それを見ていた大沢は二人の後を追いました。

ところが、大沢は途中で二人を見失ってしまいます。
会社ではいつも若い英美里がもてはやされ、
ついに不倫相手の保科の心までが 英美里に奪われたのでは?と 大沢の心は揺れ動きます。

これはまたまた社内でなにか起きそうな予感がします。

ある日、総務課のコンプライアンス委員会にある社員が相談にやってきました。

鉄鋼材料課の上田俊之(大東駿介)です。
彼は直属の上司の小森芳樹(光石研)と上手くいってないようでした。

小森は何かにつけて古い価値観を押し付けるような昔気質の性格。
そのくせ、新しいことは一切覚えようとしません。
パソコン操作も結局は上田が手伝わなければならず、上田の仕事をする時間を 奪うだけ。

これは「エイジハラスメントだ!」と上田は激昂しているのです。

パソコンについては英美里も総務課で同じような感情をいだいていたのです。
総務部長の高山にエクセルを使う仕事をいつも押し付けられていたからです。

上田の話を踏まえ、英美里は小森にも話を聞きます。
ここで、英美里は予想外の話を小森から聞くことになります。

小森は上田の仕事ぶりを高く評価していたのです。
今後、上田を育てていき一人前の社会人、鉄鋼材料課を背負って立つ人材に
育成しようと考え、徹底的に厳しく当たっていたというのでした。

そんな小森の期待を知らない上田は致命的なミスを犯してしまいます。
仕事をメールだけで処理しようとしたばかりに
連絡不行き届きでクライアントに大迷惑をかけてしまったのです。

これには小森も激怒。
しかし、この一件が会社をも巻き込む大事件に発展していくのです。

翌日、クライアント先に二人で向かった小森と上田。
そこには上田の頭をどつきながら、激しく叱責する小森の姿が…
ちょっと、はたから見てもやり過ぎじゃ?というくらいの勢いで
怒りを上田にぶつけています。

最後にはクライアントが止めに入ります。

その後、総務課に、弁護士を引き連れて上田がやってきます。
部長の高山に診断書を突きつけ、弁護士はきつい口調で
「小森課長に殴られ、全治6か月の診断です。訴訟で争うことになります」
と通告しました。

このやり取りを見ていた英美里は
「小森課長がそんなひどいことをするはずがない」
と感じ、クライアント先へ出向き事実確認をしました。

すると…
「あれは小森課長のパフォーマンス」
「ヘルメットかぶっていたし、軽くたたいた感じ。全治6か月なんてありえない」
「小森課長は上田さんの代わりにこちらまで出向き頭を下げていた」
など…上田の一方的な言いがかりであることがわかったのです。

英美里は会社に返り、上田にそのことを伝えます。
そこで、ようやく自分のしたことの重大さに気づいた上田は
訴えを取り消すことを約束しました。

ところが、もうすでに遅かったのです。
小森は今回の一件で別部署に異動が決まってしまっていたのです。

小森は皆の前であいさつをし、最後に上田を呼びました。
「訴訟を取り下げてくれてありがとう」
「俺の指導の仕方がわるかったんだな、すまない」
「おまえは人の痛みが分かる人間だ!だからこそしっかり育てたいと思った。
つい口うるさく言ってしまった、許してくれ」

今回の異動は上田に原因があるのは確かなことです。
それをすべて自分に非があるとして一切上田を責めるようなことはしませんでした。
ここで、初めて上田はいままでずっと小森に守られていたことを悟ります。
でも、気づいたときにはもうかばってくれる上司は自分の前から去っていくところでした…。

後日、英美里は常務の権藤と話をする機会に恵まれます。
その場で英美里はコトバを選んで権藤に小森の一件について
話しました。

「全くの誤解で事は進み、誤解から小森課長は左遷されました。
現在、誤解は解けました、なんとか今回の左遷を考え直していただくわけにはいけませんか?」

すると権藤は
「誰が左遷と決めた?おこがましいにもほどがあるぞ!
乙女の空想で物を言われちゃ困る!若いからってなんでも甘く見てもらえると思うな!」
すごく強い口調で英美里を叱責しました。

その晩、英美里は雨に打たれながら会社から帰ります。
「自分に五寸釘ぶち込むぞ!」
と何度もつぶやきながら…雨に打たれ涙を流しながら…

そこへ、保科が現れます。
思わず、保科の元へ駆け寄り抱き付く英美里。

保科はこのあと、大沢と食事をすることになっていました。
ところが、その晩はこのまま英美里とホテルで過ごしてしまったのです。

第6話(8月20日放送)

英美里を一喝した権藤が次に考え出した案は… 帝都物産のロンドン本社に佐田を送り出すことでした。
これは左遷ではなく栄転ですよね。
だって、佐田は現在課長代理。ロンドン本社では部長の座が用意されるのです。

この件を相談するために総務部部長の高山と課長の大沢が呼び出されます。
今は打診の状態ですが… 本人の受諾で本決まりになります。
ロンドン本社部長の座は誰もが虎視眈々と狙う人気のポジションです。
そんな激戦のポジションを自分の部下が勝ち取ることは上司としては願ったり叶ったりなのです。

高山も大沢も諸手を挙げて喜びます。
佐田の同期で繊維課課長の保科も我ことのように喜び
「このチャンスは逃すな!」と佐田にエールを送りました。
当の佐田もこの人事について光栄に感じ素直に喜びます。

ですが、佐田はイクメンパパ。 育児のために度々早退や欠勤をするくらいの徹底ぶりなのです。
この人事の話がまとまれば、間違いなくしばらくは日本に帰れません。
このまますんなりこの話を受けてしまえば家族に影響を与えかねないことになります。

まずは妻に相談すると佐田はこの日の即答は避けました。
佐田はどんな結論を出すのでしょうか?

一方、英美里は権藤に意見し、その結果喝を入れられてどん底の気分を味わいました。
英美里は悲しみの中で保科に身を委ねてしまったのです。

一線を越え、男女の関係に発展してしまったのはいいですが…
保科と大沢が不倫の関係にあることを英美里はこのとき知りもしませんでした。

知らないからこそ、英美里は保科との恋愛(?)にすっかり夢中になってしまいます。
ある日、英美里は保科から一泊旅行に行かないかと誘いを受けました。
この恋の行方は一体どうなるのでしょう…。

そして英美里と保科の横浜旅行当日、ルンルン気分で保科との待ち合わせ場所に行くと
そこには英美里の両親の姿が…
懸賞で東京旅行が当たったらしく英美里には内緒で上京してきたのです。

事情を保科に連絡。
横浜旅行を急きょ取りやめて、両親と保科、英美里の4人の食事会に変更したのでした。

その日、他の総務女子社員達は、総務部女子会と銘打った親睦会を行っていました。
ほろ酔い気味で女子社員たちは歩き、それぞれ帰宅していきます。

1人になった中里桂子は、ある光景を目にします。
4人で仲良く談笑しながらレストランから出てくる保科と英美里の姿でした。
2人の老夫婦と思しきカップルはタクシーで走り去っていきます。
英美里と保科は2人きりになりました。

そこで、中里は決定的瞬間を見てしまうのです。
保科と英美里が路チューをしたのです。
これには中里も驚きを隠せませんでした。

翌日、総務部は嵐のような1日を迎えます。
ロンドン行きの返事を保留していた佐田が正式に断りを入れてきたのです。
理由は奥さんの妊娠。
さらに1年間の育児休暇も要求したのでした。

その答えに対し、上司たちは猛反対。
育休1年は取り過ぎだ、出世を棒に振るのかと大激論を展開します。

これを聞いていた英美里が突如キレました。
「さっきから聞いてると…これはパタニティハラスメントです!
育休は法で認められた立派な権利です。育休を取ることが何の問題があるのですか?」

ここで、総務部の社員たちが反論を始めました。
「確かに育休は権利です。だけど独身の人たちはどうすればいいのか?」
「これは既婚者と独身者の差別になるのでは?」
「育休は既婚者の特権だ!」

これには英美里も反論できず
「言い過ぎました。すみません」と謝るしかなかったのです。

結局話は、平行線をたどり
佐田のロンドン行きは白紙に戻ったのです。

その後、ランチタイムの食堂で中里は一人、食事をする大沢を発見。
大沢の隣に座り、
「20代は困りものですね。保科課長と吉井さんできてますよ」
とわざとらしく伝えました。
冷静を装う大沢でしたが内心は揺れていたに違いありません。

その晩、大沢は真相を確かめるべく英美里を食事に誘いました。
ありとあらゆる保科の悪口を話し、英美里から保科の気持ちを遠ざけようとしますが…
英美里は全く動じません。

そしてついに大沢は英美里の尻尾を捕まえます。
それはほんの些細なことでした。
大沢と英美里が食事をしていたレストランは保科と密会に大沢が良く利用する店でした。
この店はトイレの場所がわかりにくいのです。
初めての人は間違いなく迷うのです。

ところが、トイレに立った英美里はまっすぐトイレに向かって歩いていくじゃありませんか!
大沢はここでピンときます。
「英美里はこの店に来たことがある」
誰と来たかなんてもう…
大沢にとっては考えたくもないことでした。
疑惑が確信に変わった瞬間でした。

いよいよ、泥沼の女のバトルのゴングが鳴りひびきました。

第7話(8月27日放送)

保科との関係を確かめたいがあまり英美里を食事に誘った大沢。
そこでの英美里の立ち振る舞いを見て、疑惑が確信へと変わってしまいました。

事情をまったく知らない英美里は大沢の雰囲気が変化したことに 戸惑いを感じます。

ほんの少し前まで保科の悪口を発していたかと思えば
トイレから帰って来てからは尋問口調なのです。
大沢は何とかして英美里の尻尾を捕まえようと躍起になっていたのです。

英美里も余計なことは言えないとばかりに警戒心を高め
核心に迫ることはなく話は平行線をたどる一方だったのです。

結局、この晩は何もつかめないまま大沢と英美里は帰宅しました。

その翌日から英美里にとって謂れのない大沢からの嫌がらせが 繰り返されるようになります。
本心を表に出して感情的にならない大沢は陰湿でジメジメした パワハラを展開するのです。

たとえば

「英美里の手掛けている仕事を取り上げる」
「取り上げた仕事をほかの社員に割り振る」

英美里からすればなぜそういった仕打ちを受けるのかが理解できません。
なぜなら、大沢と保科がいい関係にあって自分がそれを
横取りしようとしているなんて 思ってもみない事だからです。

そこに原因があるとは思ってもみない英美里は増々保科との関係を深めて行ってしまうのです。

そんな揺れる総務に新たなプロジェクトが持ち上がります。
発案は権藤常務。

女性を登用し、本格的に活躍できるステージを準備するというのです。
そのシステムや環境の整備を総務部で進めるよう指示が入ったのでした。
しかも、プロジェクトリーダーには女性登用部長の座も検討しているといいます。

これには総務部の男性社員たちも色めき立ちました。
自分がそのポストに座りたいと思うのは当然でしょう。

特に躍起になったのは井川(瀬戸康史)です。
井川といえば女性社員からも「王子さま」と呼ばれ受けがいい。
このポストは自分が適任と思っているようでした。

ある日の雑談の中、

「女性が中心となるプロジェクトがあるのなら、だらしなく働く男性を 叩きなおすプロジェクトもあってもいいのでは?」
と、井川がアイデアを話したのです。

それを聞いていた次長の浅野(吹越満)が自分のアイデアだと言って 上へあげてしまったのです。

これは、大問題に発展しかねません。

やはり、それを聞いた井川が総務部を飛び出して行ってしまいます。
後を追う社員に「権藤常務に僕の案だということを伝えてくる」と息巻くのです。

なんとか説得されて総務に戻った井川。
このまま何もなければいいのですが…。

その後、食堂で話をする大沢と保科。
週末に温泉旅行でも行かないかと大沢に保科が持ち掛けます。
もちろん、大沢の答えはYES。

その晩、保科に英美里から連絡が入ります。
横浜旅行に行きませんか?という誘いの電話でした。
さすがに大沢との約束があったため、誘いを断る保科でしたが
英美里の健気さから大沢との約束を断ることにします。

大沢は保科との約束がなくなったので家族旅行に行こうと
予定を変更しました。

ここからが悲劇なんです。
その家族旅行で大沢が目撃したものは…
仲睦まじく歩く英美里と保科の姿でした。
嫉妬心がメラメラと湧き上がってきます。

翌日、社内で顔を合わせた保科に大沢は別れを告げます。
そのすごい形相におどろく保科。

その日は雑誌の取材でした。
取材が終わり、引き上げようと片づけを始めた雑誌社のスタッフが
マイクの回収を忘れたことに気づきます。

しかし間違ってスピーカーのボリュームを上げたその時でした。
会議室で談笑する井川の声が総務部全体に響き渡ったのです。

その声は女子社員たちを馬鹿にするような発言内容でした。

これには英美里もブチ切れます。
「(井川も次長も)小者だけど、小者同士の小競り合いに女を巻き込むな!」
「ハラスメントは心とプライドを傷つけ傷害事件です。ハラスメントをやる人は犯罪者です!」

決まったと思った瞬間、中里桂子のあざ笑うような声が英美里を遮りました。

「あなたこそハラスメントの親分。犯罪者よ!若い体で40女の男をぶんどった」
「課長の男・保科晶彦を盗んだ…犯罪者はこの人です!」
と英美里を糾弾したのです。

第8話(9月3日放送)

中里桂子が英美里と保科、大沢の三角関係を大っぴらにしてしまいました。

大沢は英美里を糾弾した中里に
三角関係について事実でないことをみんなの前で話したことを咎め
その場で、みんなに釈明をしました。

しかし、噂は噂を呼び総務部内だけの問題ではなくなってしまいます。

英美里は大沢と保科の関係を知らなかっただけ。 保科も独身ですから、
何か社会的に問題のある行動を起こしたわけではありません。
誰かに咎められる理由はないのです。

しかし英美里もこれだけ噂が先走れば動揺を隠しきれません。

そんな噂で湧く総務部にルンルン気分の社員が…。

女子社員のミカ(原幹恵)です。 彼女は結婚話が決まったばかりだったのです。
しかも、お相手が来春から医者として働く未来のドクター、つまり玉の輿婚なのです。
そりゃ、浮かれ気分にもなるでしょうね。

普段から英美里に敵対心を抱くミカが、この日はなんと英美里に接近してきたのです。
どういう風の吹き回し?そんなところでしょうが…
話を聞けば、これまで仲の良かった心音(内藤理沙)の態度が、
ミカの結婚話が決まってから というもの急によそよそしくなったというのです。

逆にミカは結婚が決まり気分も上げ上げで、
いつもなら英美里の一挙手一投足に腹を 立てていたがそんな気分も今は全くないといいます。

ミカ自身が「恋愛の最高の着地点は結婚」という通り、
何もかもがバラ色の景色に 今は見えるようなのです。

ミカの話を聞いているうちに自分の幸せを考えるようになった英美里は
保科との将来を頭の中で想像し、ドンドン結婚願望を強く意識するようになります。

ところが保科はどこ吹く風。 結婚などコレっちも考えてない様子なのです。

そんなこんなで揺れる総務部にある疑惑が…。
ミカの結婚話にまつわる噂でした。

 

それは、ミカがこの結婚の話で騙されているのでは? と疑惑でした。

ミカの彼氏は現在医学部に在籍する学生です。
結婚までの残り半年間はミカがお金に関して支援する立場なのです。

しかも、来春から働く病院は現在通う大学以外の附属病院で
医局に支度金として300万円を入金しなければならないとのこと。
それをミカが準備しなければならない様なのです。

ところが、医者として就職するために資金が必要なんて話は 聞いたことがありません。

ミカは騙されているのではないかと英美里や大沢、高山部長までもが
心配になってしまうような疑惑でした。

そんな英美里たちの心配をよそにミカは
とんでもない騒動を起こしてしまうのです。

 

ある日、高山は大学の同期と20年ぶりに会うことになっていました。

そのために、とあるキャバクラに足を運んだ高山が見たものは…
そこで働くミカの姿でした。 これには高山も困惑します。

誰にもばれないように、店が終わったあと
高山はミカを寿司屋に連れていき、話を聞こうとします。

そこでミカは

「今回の件を見逃してほしい」
「あと、半年だけ会社に内緒でバイトを続けさせてほしい」
と、高山に懇願します。

それも、結婚相手を支えるためだといいます。

ところが、高山はそれは認められないと言い、
ミカにバイトを辞めるように進言します。

そして、元気を出すよう、背中をポンと叩こうとしますが
セクハラになる恐れがあるためそれも思いとどまります。

帰りもタクシー代をミカに渡し、高山は一人、歩いて帰って行きました。

とにかく、痕跡を残さない様、
高山は完ぺきな対応をしたつもりでいたのです。

その翌日です。 ミカがとんでもない行動を起こします。

被害者は高山でした。
ミカはおもむろに高山に近づき

「今日中にこの口座に300万を振り込んでください」
と言い出したのです。

高山は「???」ですよね。

「なんで、俺が?」

するとミカは

「昨日の部長のセクハラの代償です!」
「振り込んでいただけないなら、昨日の一部始終を会社に報告します」 と・・・

おいおい、完全な脅しですがな。
これには、高山も頭を抱えます。

そして時間だけが過ぎて・・・

そこへ、すごい形相でミカが乗り込んできました。

「部長!払う気がないのですか?」
「部下にセクハラを働いて、何も詫びないなんて『下衆の下衆』です!」

とまくしたてました。

これを聞いていた英美里がついにキレます。

「野田さんのしたことは間違っています!」
「女として堕ちるところまで堕ちていますよ!」

そして、大沢も調査会社に依頼したデータをミカに渡し

「出身大学の違う系列の病院だからと言って支度金を払うなんて 聞いたことがないわ。
野田さん、このデータをしっかりと見なさい」
と、だまされていることを指摘しました。

それを見たミカはその場に泣き崩れます。

結果的に高山は英美里と大沢に助けられたような形になりました。

 

危ない所を救ってもらった高山は
大沢と英美里を食事でもてなそうと会社の近くのレストランに連れていきます。

そこで、英美里にとって穏やかではない事件が起きます。

3人で談笑をしていると・・・ そこへ、保科が現れたのです。
一緒にやって来た人物を見て英美里の顔色が変わります。

保科が連れてきた人物は…

英美里よりもさらに若いウ美しい女性だったのです。

その女性のことを「仕事上での付き合いのモデルさんだ」と 保科が紹介しますが…

英美里の心中は相当、動揺しているようでした。

最終回(9月10日放送)

心穏やかでない英美里。
保科がレストランに連れてきた女性が気になって仕方がないのです。
しかも、その女性は18歳のモデル。

保科が大沢の付き合っていた男性だと知っても 日に日に保科への思いは強くなっていく英美里。
保科も英美里の気持ちに応えてくれているものだと
信じて疑わなかったところに、このシチュエーションです。

確かに動揺してしまいますよね。

そんな中、権藤常務が打ち出した女性登用プロジェクトが 本格的に始動します。

まずは「女性登用推進部」が新設され、その部署の部長に
総務部の浅野次長が高山によって推薦されます。

常務もその方向で検討すると言ったものの蓋を開けると
全く違った人選が行われたのです。

新部長として指名されたのは

なんと・・・

大沢百合子でした。
大沢としても、複雑な心境でどう考えても選出理由が
「自分が女性だから」としか考えらえないようです。

そこで大沢は、 「この人選は男性に対するセクハラに当たる」と権藤に反論します。
ところが、権藤にうまく説得され、結局は大沢は「推進部部長」の座に 着くことになります。

英美里はこの人選は間違ってないと納得しますが
面白く思わないのが浅野をはじめとする男性職員たちです。
影でいろんな声が飛び交います。
その中には大沢を揶揄する声や人選についての
あらぬ噂も含まれていました。

ですが一旦、受けた以上は仕事に真剣に向き合う大沢らしく
テキパキと事を進めていきます。

まずはプロジェクト内の人選から手を付け始めました。
当然、大沢の右腕になって働いてもらう人選です。
慎重にならざるを得ません。

一方、保科は英美里に「推進部」のプロジェクトに立候補するよう勧めます。
ところが、英美里は保科に対し、思ってもみないような答えを返すのです。

さらに、プロジェクトを進める大沢の信用を大きく傷つけるトラブルが 勃発します。

人選を進めていた大沢が扱う個人情報が 何と社内全体に出回ってしまったのです。

大沢が席を外したほんの3分程度の時間に 浅野次長が社内に情報を拡散させたのが原因でした。

不穏な動きを英美里は目撃しましたが、確固たる 証拠がないため浅野が犯人だとは言えない英美里。
それとなく浅野に嫌味を言ってみますが 浅野はどこ吹く風です。

社内全体に出回ってしまった物をどうすることも出来ない 大沢は、部長の高山と権藤常務に謝罪に行きますが…

大沢の部長昇進は白紙戻されてしまいました。

代わりに推進部の部長に指名されたのは保科でした。
さらに、権藤から結婚をするように勧められます。

保科はその晩、英美里を食事に誘いました。 そこで英美里にプロポーズをします。

英美里はそのプロポーズに
「今まで勘違いをしていました。 バリバリと仕事をこなす保科さんと結婚したいのではなく
バリバリと私が仕事をしたいということに気が付きました。
だから、保科さんとは結婚できません」 と、憧れていた結婚話を断ったのです。

翌日、保科の部長昇進について役員会で発表がありました。
プロジェクトの説明が権藤によって行われました。
そこで「女性を輝かせる」とか女性に対し上から目線のような 発言が多く飛び出します。

お茶出しに来ていた英美里がこれを聞いてついにブチ切れます。

「女を輝かせるとか男の上から目線はもうやめてほしい!
そういうことを平気で考えているからそういう発言が出るんです」
「手柄のアピールばかり…恥を知れ!恥を」

言っちゃいました。
英美里は保科のプロポーズを断り、総務で輝く場所を自分自身で見つけると決めたはずです。
ですが、常務にここまで言ってしまってお咎めなしなんでしょうか?

その後の人事は

大沢は繊維2課課長に…
浅野次長は地方に左遷。

そして、英美里は… 保科からの女性推進部への誘いも断り
総務で普通に働いていました。

英美里はすれ違う大沢に「いつかあなたを繊維2課に引っ張る」
と言われますが…

 「私は総務で『女強人』になります」 と宣言しました。

駆け足で去っていく英美里をまぶしそうに見守る大沢がそこにはいました。

 

というのが、

全ての物語のネタバレになります。

少しラストが物足りなかったというか 何とも言えませんが、
まぁどこにでもハラスメントは 起こりうるという描写がされていて
まずまずのドラマだったような気がします。

英美里のブチ切れセリフがこれで終了と思うと 少し寂しいですが、
3か月間楽しめました。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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